斜陽

ネガティヴ音大生の憂鬱

初めて一緒にお出かけした日のこと

 

 金曜日の夜、彼に誘われて会いにいった。

まぁ当たり前の月の物の日だったからそれはもう盛りのついた犬のように彼を弄り倒した。

さすがにやりすぎたようでもうこういう時には誘わないとげんなりした顔で言われた。

多分だけど、君がダメでも私が誘うよ....

 

まぁ普通に次の日のお昼くらいまでぐだぐだして一緒に新宿まで出てお昼を食べた。

それがもうめちゃくちゃ嬉しくて楽しかった。

別にいつもすぐ帰ろうとするのは私だし、前にも誘ってくれたのを断ったのも私なんだけど、日の登っているうちに一緒に外に出かけられたのが嬉しすぎた。

 

電車に乗って、隣に座って、一緒に歩いて、ご飯を食べて....それはそれはもう言葉では言い表せないほど嬉しかった....

そうかデートってこういうことをいうのかもしれない....

やっとデート楽しい❤️とかいうクソ女の気持ちがわかった.....

まぁあちらがデートと認めてくれるかは別として、ちょっとだけ人としての感情を受け入れられた。

普通に嬉しかった。

 

 

でも、彼と別れた後、もやもやと色々なことが頭をよぎる。

彼の彼女のこととか、彼を取り巻く環境のこととか、結構な劣等感を抱いている私はそんな束の間でさえやり過ごせない。

彼のことを良い意味でも悪い意味でも思い返してしまうような、そんな気を揉むような時間が嫌いだ。

あぁ楽しかった、さぁ家に帰って寝ようぐらいに思える自分になりたい、いやなろう。

 

 

さて、最近彼氏が欲しくてたまらないのだ。

大事にされるというのを身を以て体感してみたいのと、彼に少しでも追いつきたい、というのが大きな理由だ。

すごいクズなことを言っている自覚はあるが、彼の為に彼氏を作りたいのだ。

彼から見える私が良い女である為にはそれを裏付ける為の男が必要というわけだ。

 

実際できたところで....というのがオチだと思うがこのまま不純な関係を続けたくないのが本音で、彼を忘れさせてくれるような人と出会いたいというのが1番の願いだ。

 

彼とは学校を卒業するまでには区切りをつけるつもりでいるからそれまでには必ず作りたい!頑張る!