あれはその、いつか見た日々
このブログを始めて、今日でちょうど1年らしい。
私はこの1年で何か変われたのだろうか。
考えるとおセンチになるのでやめよう。
昨日は、バイトの面接を2つ受けてきた。
昼と夜で時間があいていたので色々ぶらぶらして本を買って読んだらコーヒーをすすったりした。
私にとってはそれはそれは有意義な時間でハッピー全開だった。
なんとなく日にちも開いていたし今日ぐらい良いだろと思っておっぱいキャットによかったら電話しようとLINEをした。
酷い話だ、あれだけもうやめるだの騒いでいたのに。
ご飯食べてからならいいよとのことだったので本の続きを読んで待つことにした。
有名な恋愛小説で、短篇集だから読みやすい。
感情移入しまくってだいぶ盛り上がって、あぁやっぱり私のしてたことは小説にしたら間違いを犯してることになるんだなぁなんて思った。
心が鈍くなっていたのかもしれない。
こうやって色々な人の気持ちに寄り添うと、見えなかったものが見えてくる気がする。
うん、やっぱり読書っていいな。
なんて思いながらもう2時間も待っていた。
いやおかしいだろ何食ってんのよ、蟹?
どうせ彼女と電話してんだろとか思ってTwitterに愚痴りツイートをしているとちょうどキャットからのお待たせしました〜とのLINEがきた。
久しぶりに聞いたキャットの声は暗かった。
あのアホみたいなもしもしじゃない、だいぶじめっとした雰囲気だった。
何かあったのか聞いても何でもないというしいつものキレがほぼない。
若干心配にもなったけどまぁなんとなく分かっていたから、意地悪く彼の口から本心を言わせたくなった。
この葛藤は私だけじゃないと言って欲しかったから、気をきかせることはしなかった。
たわいもない話をして、そのうち彼方が痺れを切らせて聞いてきた。
「距離を、とろうとしてるの....?」
その今にも消え入りそうな声にすごくドキッとした。
そうかやっぱりこの覚悟は彼にも伝わっていたんだなぁという感じ。
少しの優越感と、しまったバレた、という訳のわからないハラハラが胸をぐるぐる回って少し苦しくなった。
彼の問いに答えることもなく、私は私の気持ちを少しずつ話した。
メンヘラに近づいていた私にとって、彼の「甘えられる人を早く見つけた方がいい」という言葉は効いたということ。
もうやめようと思ったこと。
スッキリしたこと。
そんなことをポツポツ話す私に彼は静かに聞いていた。
そして「ごめん」とも。
ごめんはいらないよと何度言っただろう。
そういうところが煮え切らなくて嫌いだ。
あまり覚えていないから順番が異なっているかもしれないけど、まぁ適当に。
彼が「何を言っても傷つけてしまうかもしれないけれど」と前置きをする。
心拍が上がる私。
好きだよと漏らす彼。
きっとそれは新幹線に乗って帰省してしまえば一瞬でなかったことになる話だよとできるだけ軽くかわそうとする私。
不服そうな彼が印象的だった。
私もだよ、と言えばすぐにごめんねと言うくせに。
じゃあなんて返して欲しいんだよ、私には分からん。
彼がだいぶ拗れてしまっていたので、本音を言ってみようと思った。
だいぶ好きだけど、入れ込まないように気をつけてスイッチをオフにしていた。
彼女の話も聞いているとどんどん嫌いになってきて、本当に嫌だった。
あなたにとってみたら、誰でもいいから彼女の代わりになる人を甘えさせてくれる人を欲しているということになるんだろうけど、私にとってみたらあなただから一緒にいたいと思えたし時間を使いと思えた。
責めるような言い方しかできなくてごめん。
悪いのはどう考えても私なんだ、だからそこまで気にしないで、気楽にいて。
そんな風に呪いに近い言葉をボソボソ話して。
それで彼は「自分の気持ちが分からない」と言いやがった、出たぜ。
「誰でもいい訳じゃない」「俺にとって君は大切な人だよ」
よくそんなセリフ言えたもんだぜ。
いや社会人って怖いよな、遊び慣れてる感すげぇ。
だってさ、私がその言葉本気にしたらどうする気だったのって話よ。
怖いわ、永遠二番手とか死にたくなるわ。
よかった、この話をする前にお花ちゃんと出会っておいて。
話半分で聞ける。
いやいやそんなの気のせいだよ、ただの秋のセンチメンタルのせいだよ。
私は彼女には勝てないし、あなたを幸せにするのも彼女だから、そんな風に言うなよ。
そんな風に思ってもないことを言えた私をどうか抱きしめて欲しい。
以前、カラオケから電話をかけてきた時、結局3人でらしい。
ははーんやってはいなかったんですな。
その時、淫乱女に「今彼女以外の子と体の関係を持ってて、最近気持ちが傾きつつある」みたいな話をしたらしい。
というのを、私に話すのか。
アホかよ、だからなんだよ。
その彼女以外の子って言葉がまず嫌いなんだわ、無理、くそだな。
なんかもうどうでもよくなってきた。
本当は昨日、ちょっとハッピーになって寝たんだ。
言いたいこと言ってスッキリしたし、なんだかんだ彼も少なからず私のことで悩んでたんだと思うと、私だけじゃなかったんだって思えたから。
でもさ、いざこうやって文章にしてみるとクソだよね。
いや〜難しいね、恋って本当に見苦しい。
その時は無我夢中で気づかないけど、そうとうダサいことしてるわ。
そういうものから解放されたいけど、多分無理だな。
もういいや、とりあえず地に足つけて色々頑張ろう。
オッケー!ファイトー!オー!!